平成29年(2017)度「綿摘み、草木染め体験」を実施しました
平成29年11月3日(金)に、木綿庵1号畑にて、予定どおり「綿摘み、草木染め体験」を実施しました。お天気は晴れ時々曇りで、絶好のイベント日和となりました。
参加して下さったのは19名(終了後に来畑の2名含む)でした。午前11時開始の予定でしたが、早めに来て下さった方にまず綿繰りと糸紡ぎの要領を説明。
11時よりしばらく綿を摘んでいただいてから「草木染め」の説明を行いました。今回はクサギ(臭木)の実と花梨(カリン)の葉、セイダカアワダチソウの花穂を用いての草木染めにトライしました。
クサギの実はボールでつぶしてから煮出します。花梨の葉はこまかく刻んでから、セイダカアワダチソウの花穂はそのまま煮出します。いずれも小一時間程度煮詰めてから漉すと鮮やかな染液ができます。
そこに、助剤を用いて前処理を行った真っ白な木綿のハンカチーフを浸します。
クサギの実は媒染(ばいせん)という後処理作業が必要ありませんが、花梨とせイダカアワダチソウは媒染が必要で、今回は椿の焼却灰で作った上澄み液を媒染剤として用いました。椿灰の上澄み液はアルミ媒染と同じ効果があります。媒染によってより鮮やかに発色し、色落ちがしにくくなるのです。
後媒染することによって、目に見えて色が鮮やかに発色したり、色が変化する様子を目の前にすることができ、草木染めの楽しさを共に体験させていただくことができました。
ご参加くださいましたみなさん、ほんとうにありがとうございました。